【アフリカで広がる漂白クリーム】危険な美白wwww
AFP=時事
ナイジェリアのラゴスの美容サロンで、肌の色を明るくする施術を顧客にする従業員
(2018年7月13日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News 【AFP=時事】
自分の子どもの肌を漂白する母親たちの話を初めて耳にした時、医師のイシマ・ソバンデ(Isima Sobande)氏(27)は学生だった。都市伝説だと思い、忘れてしまったが、その後しばらくして、実際に目にすることになった。
ナイジェリア南西部ラゴス(Lagos)の医療センターに、1人の母親が痛みで泣き叫ぶ生後2か月の赤ん坊を連れてきた。
「男の子の赤ん坊の体中に炎症性の腫れ物ができていた」と、ソバンデ氏はAFPの取材に語った。「普通では考えられない状態だった」。肌を白くするため、ステロイドクリームとシアバターをまぜたものを赤ん坊の体にたっぷり塗ったと、母親は説明した。
「がくぜんとした。痛々しかった」と、ソバンデ氏は言う。
ソバンデ氏はショックを受け、今では「ライトニング」や「ホワイトニング」と呼ばれる肌の漂白について以前とは異なる考えを持つようになった。多くのナイジェリア人にとって肌の漂白は、美と成功をもたらす「一般的な手段」となっているという。
「このような考えが社会をむしばんでいる。多くの人にとって漂白は、良い仕事に就き、良い人脈を得るための方法なのだ」
■有毒クリームのリスク
肌の漂白は、南アジアや中東を含む世界各地で人気となっている。だが、アフリカでは法の適用が厳しくなかったり、法律が軽視されたりすることも多く、肌の漂白が広まることで健康被害のリスクも高まっていると、医療専門家は指摘する。
文化保護団体は、肌の漂白を植民地時代の悪しき遺産とみなしている。
南アフリカのプレトリア大学(University of Pretoria)の生理学教授、レスター・デービズ(Lester Davids)氏は、アフリカでは「特に10代の若者の間で(肌の漂白が)大幅に増加傾向にある」と指摘する。
世界保健機関(WHO)は2011年、ライトニング製品を「定期的に」使用している人は6000万人以上に上り、ナイジェリアだけでも女性の77%が使用していると推定している。
富裕層は一般に入手できる、高額な許認可を受けた製品を選ぶ傾向にある。それ以外の人々は、こっそり調合された密輸品のクリームなどを買うことが多い。このような製品は危険性が高く、明らかに法律や規制を無視して売られている。
中にはヒドロキノンやステロイド、水銀、鉛などが含まれている製品もある。エリザベス1世時代の廷臣たちは、顔を真っ白にするためこれらの成分が含まれたおしろいを塗っていたが、過剰使用で中毒死することもあった。
「これらの化学物質は呼吸器、腎臓、生殖器に損傷を与える」と、ナイジェリアの薬物規制当局職員は警告する。「がんを引き起こし、神経系に影響を及ぼし、胎児をむしばむ」
米国食品医薬品局(FDA)は、今日市場に出回っている製品でFDAの承認を受けているものはないと強調する。「これらの製品は危険で、効果もない。未知の有害成分や汚染物質が含まれている可能性もある」
■「美容専門家」が調合
ラゴスでは、コスメトロジストと呼ばれる美容専門家たちがこのようなクリームを調合している。販売価格は5000~2万ナイラ(約1500~6000円)だが、月の最低賃金が1万8000ナイラ(約5500円)のこの国では法外な価格だ。
インスタグラム(Instagram)で有名な美容専門家ペラ・オキエムテ(Pela Okiemute)氏は、自身が販売するボディークリーム「ロシアンホワイト」を、肌に「集中的にハリを与え、ハーフのような肌の色に整える」と宣伝している。
また、映画の中でクレオパトラに扮(ふん)しているエリザベス・テイラー(Elizabeth Taylor)をラベルに使った「クレオパトラ・ロイヤル」クリームは、「明るく、輝く肌」を約束している。
使い始めてから2週間で効果を実感できると、オキエムテ氏は話す。クリームにはコラーゲン、コウジ酸、「アンチエイジング」効果のあるカタツムリの粘液が含まれていて、安全だという。だが、同氏は詳しい成分を明らかにしなかった。
「間違った製品を使っていて、私たちの所に来る人も多い。そのような人々に解決法を提供する」。オキエムテ氏はスマートフォンを操作し、肌の漂白の証しである黒ずみの問題を抱えた顧客のクリーム使用前と使用後の写真を見せた。
■「メラニンは美しい」
肌を漂白したアフリカの何万もの人が後悔していないとしたら、驚きだ。
米ノースカロライナセントラル大学(North Carolina Central University)の研究者ヤバ・ブレイ(Yaba Blay)氏は、「肌の漂白は、白さと共に権力や特権を手に入れようとする人々の意識の表れだ」と指摘する。
「肌の色(を変えること)によって、自分にこれまで以上の価値があると認めてもらいたいと願う人々を多くみてきた」 最近は、このような認識を変えようとする動きが黒人たちの間で広がっている。
黒い肌をたたえるハッシュタグ「#Melaninpoppin(メラニンは美しい)」やほぼ全員黒人の出演者がアフリカ風の衣装を着て、自然なままの髪で演じている映画『ブラックパンサー(Black Panther)』の大ヒットなど、長い間、欧州中心だった美の概念が変わり始めている。
だが、このような流れがアフリカに入ってきているかというのは別の問題だ。
ケニア北部出身で、ヴィクトリアズ・シークレット(Victoria’s Secret)やヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)のショーにも出たアジュマ・ナセニヤナ(Ajuma Nasenyana)氏は言う。「私の美しさが祖国よりも外国で認められているのは事実だ」
「アフリカの業界では、肌の色が薄いほど美しいとみなされる。業界の考えが変わり、黒い肌を称賛するようになってほしい」と語った。
参照元 Yahooニュース
参照先URL https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180902-00000006-jij_afp-int
綺麗事じゃなく現実問題なんでしょうね
子供の内臓を壊すのと、肌の色どっちが大事なの?
気持ちは分かるけど、そんな薬を使っちゃダメだよ。命あってのモノでしょ。
その子は美白とは関係ないが、黒く艶とハリのある、見た事無い程きれいな肌をしており、しばらく嫁と一緒に見惚れてた。
肌の美しさは子供は白人さん、大人は黄色人種が綺麗だと思っていたが、黒人さんの肌を見て、考えを変えた。
何もせず、一番美しい肌は黒人さんだ。
だから無粋な美白とかやめて欲しいと思う。
人ごとではない部分もある。
子供の人生を考えたら少しでも白くしてあげたいって気持ちもわからなくはない。
かたや日本ではすすんで黒くなる人もいるけど、何を目指して黒くなってるのかわからない。
基本的な教育の徹底と、安全性を考える習慣の啓蒙が必要だと思いました。
とは。私たちには分かりにくい深刻な問題。
なんとかしなければならない。
一昔前に流行った?ガングロ?のメイクは誰が一番最初に始めたんでしょうね。
ギャルは海とかで遊ぶから肌が焼けて黒くなるという発想からギャルメイクの一環として生まれたのかな。と、いつの間にか人種とは関係ない方向に興味のベクトルが進んでしまった。すみません。時代や人の価値観の変化ってのは、つくづく奇妙な感じがします。
健康的な肌だったら、何色でも、本当にきれいなのだから。
アフリカの人が、健康を損なってまで、白くすることにまったく意味はない、と、当たり前のことに気付いてほしい。
その理想なのはなぜ?どこから?と疑問に思う
勿体ないなぁ
白いんだけどそれ以上にキメの粗さやひび割れや全身に渡るそばかすとしみと白っぽい長い産毛で覆われた肌は豚の背中を思わせた。
若い女性や高校生も本当に近くで見ると汚い、
白いのが美しいと植え付けたのは白人優位の帝国主義社会だと思う。
あと何百年もの間その呪縛から逃れられないのかなぁ。
女性が痩せて細くなりたいと思うのと似ているのかも。だとしたらこの流れはどうしたって止められない。違法な薬剤を使用したクリームの販売を厳しく罰するとかしないとね。
黒は汚い
そんな概念事態いらね
この国全体で変えてほしい問題です。
やり方は良くないが気持ちは分からなくはない。
我々日本人には計り知れない人種差別がまだまだありますよ…
以前アイリッシュパブで雇われバーテンダーをしていた時黒人(この言い方も差別だと…m(__)m)の団体も呑みに良くきてたけど誰も寄り付こうとはしていなかった(日本国内の飲み屋の中でも外国人←これも侮辱したような言い方)の方々でも差別的なものを感じた自分です)
で、自分が別け隔てなく皆んなに接してたらその黒人団体の内の一人の彼女の日本人が「彼が仲良くしてもらってありがとう…珍しいよ君は…」って伝えてくれた事がありました。
黄色人種と言われる日本人だが…黒人の人種差別に比べたら全然悩みの深さが違うと自分は思う。
ウィッグ用の専用トラックがあるとか。
今年の七夕の願い事が、
「色白になりますように」だった
小中高生は多かったと聞きます。
日本人もそうだけど、白人に振り回され過ぎてる。
肌の色を変えるのは整形のようなもので、危険ではないでしょうか。
黒い肌の方は何色を着ても似合ってるなあと感じたことがあります。
色を変えられてしまった子は自分を否定されたと思ってしまうのではないでしょうか。
呆れてしまうというか、親も子供も可愛いそう。
ポールマッカートニーと歌ってた80年代前半の頃のマイケルが好きだったのに。
黒い日傘に帽子の日本人の姿も、
海外から見るとかなり異様です。
自分の体を守るための機能だから大切にしなければいけないんだろうけど、白人からの差別報道とか見ると、そう簡単な問題ではないんだろうなと思う。
それぞれの良さを理解したい。
やめた方がいいとは思うけど、やめさせることは我々では言えない。
全くばかげた話だ。
経済原則って生命にとってそんなに重要なものなんだろうか?
なんだかなぁ。
日本でも昔っから色白は七難隠すって言われてるくらいだからね。
黒い肌はカッコいいと思うけどね。
色が日焼けで黒いとからかわれたりイジメられたり。野外スポーツやりたくないとか美白に悩む子もいる。
色黒が健康的にと言われた時代もあったし、今でも日焼けサロンに行く人はいるけど。
傍から見て気にするような事でなくても本人が気に病めばコンプレックス。
白くしたけど
やはりスリラーくらいまでが、
自然な感じで良かったと思った。
Bの地区とか局部とか色が黒くて何とかしてる人はアフリカは他人事じゃないんだろうな。
通販カタログなんかピンクにするクリームとか売ってるみたいだしね。
買って試した人だって少なくないはず。
就職や地位に左右されるなら気持ちはわかるけど、健康を害してまでやってほしくないな。
食べ物とかクスリに困ってる人達からは離れた場所なんだろうか?
そう言うものがあるなら同じ大陸で困ってる場所に届ければ良いのにと単純に思ってしまう。
遠過ぎてよく解らない世界だ。
ほとんどが失敗して
日焼けのあとの醜い皮向け状態になって見るに耐えない状態
アフリカが経済的、軍事的に力を持っていて、EU、ASEAN規模の勢力になっていれば、違ったろうに。
ナイジェリアでは素人が調合した無認可の薬がそんなに高額なの?
富裕層が使ってる認可された薬っていうのはいったいいくらするの?
生まれ持った体を不自然に変えたい願望の是非はあるけど、こんなんじゃ普通に医者にかかれない。
世界のあり方として根付いてる常識がまだまだ変わらない
差別の問題は人の生き方を大きく左右するし大多数の方はハンデを負わされている
この親だって子供の将来を考えての行動でしょう
決して褒められないし大きな過ちを犯したけどそういう行動に走らせている世界はどうなんだろうね
まず、自分達から変わって欲しいな。
有色人種であっても、白人であっても、どちらが上なんていうことはなく、持って生まれたものを最大限生かすことのできる世界になるといいな〜。
赤ちゃんにまで塗りたくなる気持ちも。
黒は黒でカッコいいのに
スタイル良いから何でも合う
ハリウッドでも日本でもみるみる白くなる人いるよね
一般人でも日焼け止めや日傘など日常的に使ってる
アフリカで粗悪な薬が出回ってるからといって、アフリカ人の問題ではない
ちょっと疑問。
非白人の自分としてもそう思う。
日本では最近ようやく白人カブレが無くなってきてよかったと思う。
ハッとするほど服が引き立つ黒人女性を時々見かける。
黒光りする肌をもつモデルさんがランウェイを闊歩する姿は
本当に美しい。
白くするんじゃなくて、黒さを引き立てるような手入れを
心がけたらいいのに・・。
たまに日本でも黒人さん見かけるけど、綺麗だなーって見とれてしまうけど
逆に白人の方が、白子みたいで、違和感あるけど
「国際」カテゴリーの関連記事